RCはりの載荷実験
 

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提供:武蔵工業大学

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scene 1
全体写真

載荷装置および試験体の中央部および右側せん断スパンの状況を示した。中央部上縁側の2本の丸鋼材とその上のH型鋼は載荷冶具であり、左右端部下縁側丸鋼材(左端部は視野外)は支点となって試験体を支えている。コンクリート側面は、黒く塗布し、かつ、右側せん断スパンには、非接触による変位測定用のポインター(白い丸)を貼付けた。

試験画像および非接触による変位測定に用いたデジタルカメラ(手前)およびビデオカメラ(右側手前)が見え、実験の全般的な様子をご覧ください。

scene 2
載荷開始前
載荷開始前における、右側せん断スパンの状況。載荷前なので、試験体の変状および変形は見られない。

左上方の載荷冶具と右支点が確認でき、また、コンクリート側面の変位座標測定用の白色ポインター(5×3の格子状配置)がよくわかる。
scene 3
曲げひび割れ発生時
(この画像から判読できない)
曲げひび割れ発生時の画像である.この画像からは,微細のため判読できないが,試験体中央部(上縁側にある2本の丸鋼材の間)にて、下縁側(引張側)より、鉛直方向に発達した曲げひび割れを確認した。

本実験は、せん断挙動の把握を主とするもので、純曲げ区間は特に観察/測定していない。

scene 4
最大荷重時
(せん断ひび割れ発生)

せん断ひび割れが,上縁載荷点から斜め右下の支点に向かって発生している.この時点の画像では細い1本の斜めひび割れであるが、その後の載荷の進展に伴い拡幅・顕在化する。

また、発生して間もなく荷重がピーク(最大荷重)を迎えたが、せん断補強筋の降伏時と推定される。

scene 5
せん断破壊時
既に、Scene4にて最大荷重を迎えているが、その後緩やかに荷重が減少し、このScene4にて変位の増大とせん断ひび割れの拡幅が観察された.この頃から、コンクリート表面がポロポロと剥離していく様子を観察するとともに、急減な荷重低下が生じ、せん断破壊とした。
scene 6
終局時
さらに、変形を増大させることにより、せん断破壊が進行し,試験体のコンクリート表面に大きな剥離が確認できた.この時点では、耐荷能力はほとんど消失している。

せん断破壊の特徴の一つは、突然せん断ひび割れ(斜めひび割れ)が生じ、その後は、主として、せん断補強筋(スターラップ)の配筋量と配置に依存する。

また、当初のScene2と比較することによって、載荷開始からの変位が進行していることが目視できるので、確認されたい。